目次

  1. 1 除毛クリームってどんな仕組みで毛が抜けるの!?
  2. 2 仕組み解説の前に除毛クリームの主な成分を確認
  3. 3 除毛クリームの仕組み・メカニズムを解説
  4. 4 除毛クリームの仕組みだとこんなメリットが!
  5. 5 除毛クリームの仕組みからわかる気をつけるべきこと
  6. 6 除毛クリームで毛は薄くなるけど永久脱毛はできない!?
  7. 7 仕組みを理解して納得のいく脱毛を!

脱毛しようと思った時、手軽に試すことの出来る方法の一つが「除毛クリーム」ではないでしょうか。

気になるところにクリームを塗って洗い流したり拭き取ったりするだけで、ムダ毛を処理することが出来ます。

簡単で便利ですね。

でもなぜ、毛が抜けるのでしょう?

考えてみたら不思議ですよね…。

仕組みがわからないとちょっと不安で使えないという方も多いのでは。

そこでどんな仕組みで脱毛ができるのか、ご紹介したいと思います。

安心して使えれば、とっても便利なこのアイテムの秘密に迫ります。

そもそも除毛クリームはいったい何の成分で出来ているのでしょうか。

ほとんどの除毛クリームには、「チオグリコール酸カルシウム」という、アルカリ性の化学物質が使われています。

この「チオグリコール酸カルシウム」がよく働くように、アルカリ剤が一緒に含まれている事があります。

そして「水酸化カルシウム」がよく使われているようです。

除毛後のお肌を保湿する成分として「アロエエキス」や「大豆エキス」など様々な植物エキスがあります。

また「ヒアルロン酸」が含まれていたりもします。

その他には、パーマ液のようなツンとしたニオイを和らげる「香料」や、商品の特性を表すような成分が含まれる場合も。

それぞれ違いがありますので、チェックしてみて下さい。

これらの成分がどうして除毛を可能にするのか、詳しく検証していきます。

では、これからどうして除毛クリームはムダ毛を脱毛することが出来るのか、その仕組みやメカニズムを解説してみます。

毛を溶かす

多くの除毛クリームの主成分「チオグリコール酸カルシウム」アルカリ性の医薬部外品です。

医薬部外品とは厚生労働省が認可しているということですので選ぶ際の一つの目安になります。

毛を分解する作用があり、見た目には溶けているようにみえます。

この「チオグリコール酸」はパーマ液にも使われています。

除毛クリームで脱毛すると、ムダ毛が溶けてパーマをかけたように縮れて見えるのも納得ですね。

タンパク質を分解する

「チオグリコール酸カルシウム」は、「メルカプト酢酸」とも呼ばれる物質です。

アルカリはタンパク質を分解する作用があります。

ムダ毛はタンパク質でできています。

除毛クリームを塗って成分が毛に浸透すれば、弱酸性のムダ毛のタンパク質に働きかけます。

なので、分解されて脱毛出来るというわけなのです。

肌を痛めてしまうことも…

実はお肌もムダ毛と同じタンパク質で出来ているということをご存知ですか?

脱毛する時に、除毛クリームをムダ毛だけに塗ることはほぼ不可能です。

お肌にもクリームが付いてしまいますよね。

ムダ毛を処理出来るほどの強い成分です。

同時にお肌にも大きなダメージを与えることになるんです。

除毛クリームのメカニズムを動画でチェック

こちらは使用例として「ヴィート除毛クリーム」の動画で説明しています。

  • Step1:ヘラなどにクリームを出し、ムダ毛が隠れるくらいしっかりとクリームを均一に塗る
  • Step2:そのまま3分(商品によって指定の置き時間は異なる)
  • Step3:ムダ毛をオフ(クリームを一部取り、脱毛出来ているか確認⇒やさしくヘラでなぞる)
  • Step4:シャワーで洗い流す

これらの工程、動画でわかりやすく伝えてくれていますよ。

除毛クリームを使えば、仕上がりもキレイで痛みもない。

そして何より一番のメリットは、短時間で手軽に出来てとても便利なこと。

上記以外にも、除毛クリームを使うメリットがあるのでしょうか。

毛先がまるくなるのでチクチクしない

除毛クリームは、ムダ毛を溶かして処理をする方法なので、毛先がまるい状態になりチクチクしません。

毛抜き処理は、痛みさえ我慢すれば、比較的毛根に近いところから抜けるので、仕上がりはキレイかもしれません。

カミソリ処理は、毛先が断面で残される為に毛穴から断面が見える可能性があります。

なので、ムダ毛が伸びてきたら数日でジョリっとした嫌な肌触りになりますね。

せっかく除毛したなら、少しでも長くいい状態をキープ出来たら嬉しいですよね。

背中など広くて自己処理しにくい部分も綺麗に処理できる

除毛クリームの大きな利点の一つは、手軽に広い範囲に塗れて、ムダ毛を一度にたくさん処理出来ることですね。

自分の手の届く範囲なら、カミソリや毛抜きの処理も出来ますが、背中はちょっと厳しい。

そんな自己処理しにくい背中などは、除毛クリームが一番処理しやすいのではないでしょうか。

薄着の季節になると、髪の毛をアップにして水着や浴衣を着る機会も増えます。

必然的に背中を露出する場面も増えて人の視線も気になるところ。

やっぱりきちんとお手入れがされている背中は素敵ですよね。

自分では毛の処理がしにくいところの除毛ができるのは大きなメリットです。

除毛クリームは簡単便利なものだと分かりましたね。

では気を付けるべきことはなんでしょう。

永久に効果が続くわけではない

除毛クリームは肌に脱毛したい部分に塗ってムダ毛を処理します。

しかし毛穴に多少入り込むことはあっても、毛根まで届くことはありません。

肌表面よりは少しだけ深くムダ毛を溶かすので、伸びるまで多少の時間は稼げますが、効果は一時的なものです。

脱毛できるわけではないのです。

なので、気になったらお手入れをすることを繰り返すことになります。

パッチテストで肌荒れしないか必ず確認

同じ除毛クリームを使っても、使う人の肌はそれぞれ違いますよね。

タンパク質に働きかける除毛クリームは、ムダ毛を処理するのと同時に、お肌にもダメージを与えます。

必ずパッチテストをして、ご自身のお肌に合うかを必ず確認して下さいね。

顔やデリケートゾーンには使えない

とても便利な除毛クリームですが、基本的には、腕・ワキ・ボディ用です。

商品によってはワキにも使用を控える表記をしているようなので、慎重に使いこなす賢さが必要なのかもしれませんね。

顔、デリケートゾーン、頭などには使用できないのでくれぐれもご注意下さい。

除毛クリームを使い続けていると、果たしてムダ毛は薄くなるのでしょうか?

せっかく使い続けているなら、「薄くなったな」「ムダ毛の生えるペースが遅くなったな」など。

そういった効果を、期待してしまいますよね。

しかし、毛根まで浸透することがほぼないので、脱毛の効果は期待出来ないでしょう。

脱毛をしたい方はサロンやクリニックに通われることをおすすめします。

毛の処理が楽になったり、ほとんど必要がなくなる方も多いようですね。

主に、自己処理の一つである除毛クリームの仕組みを解説してみました。

是非ご自分に合う方法で、理想のお肌を手に入れて下さいね。


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